京都で仕事をするときに、気を付けることは?
京都って商売しづらいの?
先日、ある企業に訪問すると、全国に事業を拡大しようと勢いのある企業だったのですが関西で京都をリーチしていないことに気づきました。
「あれ?京都はリーチされてないのですか?」
「…京都はね…なかなか商売しにくいんですよ。」
他にも、大阪の営業所から京都営業所に転勤になった友人のご主人も、今まで感じたことのない壁を感じているとか。
そこで、京都に在住し、大阪、奈良でも仕事した私が、地元京都の攻略方法を書いてみました。
①京都人との会話は全て建前と思え。
京都は公家文化が根付いています。本音で話すなんて、はしたないことはしません。
「ええ事言うといたら、気持ちいいどすやん。なんで本音で話して、相手の気ぃ悪るぅしなあかんのどす?言葉はただ(無料)どすさかいなぁ。」
なんていう気持ちがどっかにあるんです。だから、営業にいって「そりゃよろしなぁ」と言われたからと「所長!商談まとまりそうですっ!!」などと喜んではいけません。多分次行ったら、「なんの話でっしゃろ?」と冷たくあしらわれます。とにかく、一回来たくらいの人とすぐ商売がまとまるなんてことはありません。信用できる人としか商売はしません。粘りと根気と誠意で足繁く通う。そして、その会社や店の為にまず何か喜ばれることをする。そういうことを積み重ねると「あの人よそモンやけど、ええ人やなぁ」と心が動きます。
そこまでしてやっと商売が動きます。
②絶対に情報を漏らすな。
営業マンによくありがちな「他社ではこんなことをしてます!御社でも!」なんてセリフ。京都では吐いてはいけません。「あっ、この人、うちの会社のことも他所でこんな風に言うてるやろな」と思われ、ピシャリとシャッター閉められます。喋りが上手い営業マンは京都担当にしてはいけません。そういう営業マンは大阪に回しましょう。大阪はノリ、ツッコミが必要ですからね。
京都担当者は朴訥で口数の少ない真面目なタイプの人を配置して下さい。
「この人何しにきはったんや?しゃーない少しだけ話聞いたろか」とホント少しだけ心開いてくれます。
こういう人の方が京都では信用を得やすいとお伝えしておきます。
③身だしなみはキッチリと。
大阪の食い倒れ、京都の着倒れというくらい、京都人は清潔感を好みます。
スーツの折り目は大丈夫ですか?
ワイシャツはクリーニングに出してますか?靴はピカピカですか?
頭ボサボサ、無精髭なんてのはもってのほかです!
ビジネスマンとして当たり前ですが、「クールビズ」なんて言葉に騙されてノーネクタイで訪問などしてはいけません。向こうから「もう暑苦しいし、ネクタイ外してきなはれ」と言われるまで、ネクタイは締めていってくださいね。
以上、個人の見解ですが、大きく外れてると思いません。
京都で商売をしようと思われる方はご参考下さい。
ちなみに京都南部在住のわたくしは京都人にカテゴライズされません。
京都人からしたら「あそこは、京都やおまへん。あそこは奈良でっさかい。」
おぉこわ・・・