カナカナのーと

子育て、教育について考えていること。

社会人として一番大切なことは子供時代に身につけろ。

最近の新人はっ!!

どこの会社でも、今も昔もこの言葉使い古されることなく聞こえてきますね。

最近周りで聞いた問題行動をいくつかあげてみます。

 

「その場しのぎの嘘をつく。」

例1  

大事な打ち合わせ当日に寝坊した。田舎の会社なので今から行っては間に合わない。

「すみません。車の故障でそちらに向かえないので、今日はキャンセルさせてください。」

「・・・わかりました。。。」

いやいや。電車もタクシーもあるよね?車故障したら、引き取りに来てもらって電車でむかえばいいよね?

この時点でお客さんも「嘘」だと見抜いているんです。

そして、そのことを会社にも報告しない。後日別の人が訪問し、大切な打ち合わせにお客様先に彼が行っていないことが発覚。

嘘はつくし、報告はしないし・・・「どないなっとんね~~~ん!!!」ですよ。はい。

 

例2

お客様を喜ばせるために「あれもできます!」「これもできます!」調子よく言って契約をとったら、その後のフォローが全然ない。

「送ってくれるって言ってたあれまだ届かないんだけど・・・」

お客様から会社への電話で、そのことが発覚。

来期の契約は白紙に・・・

「どないなっとんね~~~ん!!」ですよ。はい。

 

例3

お客様からの問い合わせの電話&メールに対して返信がない。

こちらは急ぎ聞きたいことがあるから、担当者に連絡しているのに、連絡がつかないってどういうこと?

「大丈夫です。ちゃんと3日以内には返事してますから。」

 

「・・・どないなっとんね~~~ん!!!」ですよ。はい。

3日以内ってどんな基準やねん。それに、先方は1週間まえにメールしたって言ってたよ?

 

あるあるとうなづく人多いと思います。

 

嘘だけはつくなっ!!!

社会人として信頼を得るためには、何が大切か。

嘘をつかないこと。報告、連絡、相談をすること。

これだけなんですよね。

新人だから、失敗もします。へまもやらかします。でもそれは仕方ないんです。

慣れていないのですから。

怒られます。でも、怒られることも仕方ないんです。怒られて反省して、次同じ失敗をやらないようにすることで、成長できるんです。

 

でも、怒られたくないからと嘘をつく。仕事できるフリをする。

 

お客様先でも調子のいいことを言い、社内でも「俺はできるんだ」とアピールだけは上手。

でも、ミスしたときの隠蔽のウソだけは絶対ダメです。

 

フォローしきれないんですよね。嘘をつかれると。

問題が大きくなってからでは、もう対応できないですから。

 

信頼ってコツコツ積み上げるしかないんです。

そこって「こいつは嘘はつかないだろうな」って思ってもらうしかないんですよね。

 

なぜ嘘をつくのか?

なぜ嘘をついてしまうのかということを、何人かの方とお話をしました。

結構生い立ちが関係あるのではないか?というお話がでていました。

親が成果主義で、なにかを成しえた時しかほめてくれなかった。

子供は親に褒めてほしいので、ちょっとしたことを大きめに報告し、ほめてもらう。

もうここで「嘘」をつく練習をしてしまっているのです。

 

そこで、親が子供の「嘘」を見抜けなければ、子供は「嘘」をついて報酬を得てしまうのです。

 

「嘘」をつく蜜の味を覚えさせてしまうのは、親の責任といっても過言ではないです。

 

親は子供の「嘘」を見抜く務めがある。

自分の子供をいつも疑いの目で見るというのではないのですが、子供は基本両親に褒められたいです。

だから、お友達と喧嘩をしても、自分は悪くない、相手が悪いというように親に報告するのが普通です。「嘘」はそんなことから始まるのではないでしょうか。

 

でも、そこを鵜呑みにするのではなく、しっかりと状況を話させ子ども自身に落ち度はなかったのか、考えさせる必要はあると思います。

 

「○○くんが、あなたにそんな嫌なことを言ったのはなぜなんだろう?もしかしたらその前にあなたが気づいてないことがあるかもよ。」

 

自分の子供を全肯定するのではなく、いろいろな目線でみてやるのが親の必要なことだと思うんです。

 

そして「嘘」をついてもいいことはないんだということを、子供に刷り込まないといけないと思います。

 

「嘘」は、友達も親からの信頼もなくしてしまうこと。

正直に話すことはとても勇気のいることだけれど、正直ほど強いものはないんだということを、いつもいつも話すということが重要なのではないでしょうか。

 

社会人になってからでは遅い。

前出の例の彼らが「嘘」をつかずに仕事をする日がくるのか。

くるかもしれませんが、なかなかもう難しいかもしれません。

「嘘」をついているということに、罪悪感がない限り治ることはないでしょう。

その場を取り繕う嘘は若い人だけでなく、老若男女ついてしまうことがあるでしょう。

 

でも、それは、自分の弱さでしかない。

 

悪いことをすれば、ごめんなさい。

嘘をついたら、大変なことになる。

正直が一番強い。

 

これを、子供時代に何度も何度も親が言って聞かせることが、子供が社会人になっても活躍できる人材になるために、親ができることなのではないでしょうか。

 

嘘だけはつかない。これを心に決めてしまうだけです。

そして、それを子供たちにもきちんと伝えていこうと思います。

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