東京都知事小池百合子知事はありか、なしか。
7月2日は都議選投票日
都民ファーストの会が優勢と言われる中、この人が小池百合子知事に待ったをかけた。
幻冬舎社長、見城徹氏だ。
出版社社長がここまで政治に関わる発言をするのは異例である。
それでも、言わずにいられないほど小池知事はひどいのだろうか。
確かに「小池劇場」だと思われることは、多々ある。
小池知事はふわっとした民意をつかむのはうまい。
先日は写真集を発売されたとか。この写真集がまた売れているらしい。
イメージ先行型、政治がわからない一般市民はこのイメージに流されやすい。
小池百合子の一番の功績は小泉内閣時代、環境大臣として「クールビズ」という名前を世に広め、世の中のビジネスマンを夏のネクタイから解放したことだと言われる。
こういったイメージで民意を操ることが得意な方なのだと思う。
結局は豊洲移転?!
このニュースを聞いたときに「小池劇場」という言葉がしっくりきた。
結局は豊洲に移転するのだ。
引退した石原慎太郎前都知事を引っ張り出してまでおこなった百条委員会はなんだったのか。
脳こうそくで倒れた石原慎太郎前都知事を引っぱりだしてまでのこの証人喚問はなんだったのか。
時間を先延ばしにし、前任者を悪者にするだけのものだったのではないか。
そう思わざる得ない。
信念があるのなら、築地は築地のままで置いておくべきだろう。
政治のトップは、覚悟をもって苦渋の決断をせざる得ない場面が多々ある。
全ての人が納得する政策などない。
小池知事がこの1年でやってきたことは、なんだったのだろうと疑問を抱く。
小池塾に入塾し、都議会選への出馬を検討していたある人に話を聞いた。
私は、その方の日々の活動に共感していたので、この方の政治家としてのデビューを期待した。
「政治家になりたい人なのではなく、政治家になって何をしたいかを持っている人材が大事」と小池塾で小池百合子氏は語っていたらしい。
なので小池知事にも期待をしていた。しかし、その方は出馬を取りやめた。
結局選ばれたのは、高学歴な「選挙に勝てそうな人材」だったのだ。
理想を語るのは簡単だ。
一般市民は理想を語るトップに夢を見る。しかし、その理想がどんな現実をもたらしているのかということを考えねばならない。
現実、豊洲移転を先延ばしにしたことで、どれだけ多くの税金が使われたのか調べてみた。
95億円という経費は果たして本当に必要だったのか?
写真集というイメージにまどわされることなく、考えなくてはならない。