問題を明確にするための7つの視点
リクルートが高校の先生向けに出している「キャリアガイダンス」という本が
あります。
今回の号は「保護者と協働するキャリア教育へ」
~第七回 高校生と保護者の進路に関する意識調査2015~
いわゆるイマドキの親子を垣間見るデータとして、様々な
業種の方にも役立つのではないかということで、紹介します。
親子コミュニケーションはおおむね良好なものの、
親の「話してるつもり」が子供には「届いていない」という
データがでていますね。(ドキッ)
それも、仕事についてや、なぜ働かなくてはいけないのかという深い話こそ
届いていないという結果がでています。
この本の中で、データ以外でご紹介したいページが
Prima pinguino 代表取締役
藤原慎二さんの連載です。
これは、若者指導に限らず、私たち大人も再確認すべき内容。
問題が起こった時に「問題を明確にしたうえで、問題から課題を導き、
解決策を考え表現する」という思考の型を身に付けておけば、どのような問いに出会っても答えを導けるだろう
①WHAT?問題は何か
②WHO?誰にとっての問題か?
③When?いつの問題なのか
④Where?どこで問題になっているのか
⑤What is purpose?なぜ問題か
⑥What is cause?問題の原因は何か
⑦How?今までどのような方法で解決を図ってきたのか
いわゆる5W1Hの考え方ですが、これを意識して問題解決する。
それを子供たちの思考の型として身に付けさせるためには、
日常の生活での問いかけが重要ですね。
親としても、子供の心配ごとが出てきたときに、自分でこの思考の型にそって
整理し、伝えることによって子供の理解が深まりやすいですね。
今一度、この型を見直してはいかがでしょうか。