大学受験 親が子供に出来ること 次男編
今年は次男が大学受験を控えています。
この記事から2年。
今年は次男が大学受験。
うちの次男は地元の進学校に通う。周りは国公立大学狙いの友達ばかり。受験校も初めは北海道の公立大学に行きたいと言い出した。主人は息子にこう伝えた。
「どこに行ってもいいんやけど、それホンマにお前のやりたいことなんか?お前考えるのがめんどくさくて、人の意見に身をゆだねるところがあるやろう。先生に勧められてなんとなく「いいかも~」で決めてへんか?
ホンマにプログラミングがやりたいんか。あんな、よう考えろ。ピアノやってへんやつが音大行くか?プログラミングやりたい?やりたかったら、もうやってるはずや。今の時代ネットでいくらでも学べるし。
それでも、今までプログラミングなんて調べもしてないやつが、ホンマにそれがやりたいことなんか?うちは子供多いし、奨学金を借りて行ってもらわなあかん。お前借金背負うってことやぞ。それを、実は学びたいことではありませんでした~ではすまへんやろ。
もう一回考えろ。ほんまにそれがしたいんか。流されてるだけなんか。
それで、もう一回俺にプレゼンしろ。
俺にはお前がホンマにその学校に行きたいっていう熱意が感じられへん。
必死で今も奨学金返してるやつを見てるから、安易な選択をしてほしくないんや。よう考えろ。」
そんなことを言われて、考えているときに私が息子を誘いました。
「大阪で行われるホリエモン祭りのスタッフやるんやけど、一緒に手伝いにいかへん?」
受験生にこんなことを誘う親もあまりいないと思います。
でも、息子はお祭り好き、イベント好き。生徒会でもずっとそんな活動をしていました。なので、即答で「行く!!」と。
そして、ホリエモン祭りIN大阪でスタッフとして親子参加してきました。
当日のはりきり様は、思った以上でした。大人ばかりの中でも臆することなく自分のできることを探し、てきぱきと動く。ゲストの猫ひろしさんのマネージャーさんに「この辺たこ焼きやさんあるかしら~」と聞かれたら、スマホで検索して「ボク一緒に行きますよ!」と言ってついていく。(いやいや、あんたも今日大阪出てきたばっかりやのに、ちゃんとアテンドできるんか?)
まぁよく動きまわっていました。終わってから、周りのスタッフの方にも「よくやってくれた」「助かったよ」と言われ上機嫌。
そして帰りの電車でこう言いました。
「お母さん。俺こういうことが好きやわ。こういうことやりたい。」
イベント会社で働きたいと言い出しました。理系クラスなのに文転決定です。
でも、もともと研究者タイプではない息子。6年も大学に行くイメージがあまりなかったので、それもありかな?と考えつつフェイスブックにある投稿をしました。
ホリエモン祭りが楽しすぎた息子は「俺、イベント会社とかやりたい」と言い出した。高校の先生に言ったら「それやったら専門学校行ったらいいんちゃうか?」
なんでやねーん!高卒就職という選択肢を示さない進学校・・・
それに対して様々な大人の意見が・・・
この私の投稿に対して、たくさんの方がコメントしてくれました。
それがとても面白い!!
「専門学校なんて行く必要ねぇー(笑)
すぐ雇ってくれそうなところ知ってるよ。」
「専門学校いって2年まってたら、遅すぎる」
「大学は本来の形であるよりアカデミックな目的と外資の投資銀行エリートコースなどの役割のみに収斂していくでしょうね大学は。
あと10年したらガラっと変わってそうです。」
「まぁ大学が無駄だとは、思いませんが。あくまで選択肢の一つですね。他ときっちり天秤にかけるべき。僕はある程度考えて、やっぱり大卒のほうが人生楽に生きられそうだと思って大学に行きました。でも結局ほぼダンスしかしてなかった。ダンススクールとか言ってた方が良かったかなぁと最近は思います。」
「高校意味ないと思っているけど、やめる勇気がないなら、今すぐにでも何かで稼がせたほうがいいですね。一番ダメなのは本質的なマネーリテラシーがゼロのまま初任給とかもらっちゃうこと。」
「親は中卒就職という選択肢も示さな。
朝倉祐介さんも中卒、伊集院光さんも、家入一真さんも、藤井聡太さんに
至っては中学生なのに、すでに夜遅くまで働いていらっしゃるじゃない。」
「いやー。理想的すぎる子育てされてますね。
マインド指導を仕事にしてる私から見ると、チャレンジ精神は自分の環境への安心度と=だと思っていて、ホント安心できる家庭を作られてるんだなぁと。」
「イベントって楽しいよね。大学でもちゃんとした部活で学祭実行委員あるからそれも楽しいよ。」
「イベントって楽しいけれど、イベント会社は儲かるようにみえてて、本当はよくつぶれちゃう。ちゃんと会社が継続できるように運営することが大事だからそこを学んでもらいたい。」
「親や先生は無難に進学しろというだけでも良いんじゃないですかね。
それを突き破ることができないならおとなしく進学したほうが良いのでは。」
「僕もこの案に賛成~」
こんな風にたくさんの方に意見をもらうことができました。
そして、このコメントを見た息子は嬉しそうにこう言いました。
「すごい!!こんな役に立つアドバイスなかなかないわ!!」
私もそう思います。
新聞によく載っている相談とかは、結局一人の意見ですからね。これだけ多くの大人の意見を聞いて考えられる息子は幸せだと思います。
そして、夏休みが終わった今!!息子はどうしてるのか?
文化祭の実行委員をやり、クラスの出し物のリーダーをやり、ポカリスエットのダンスをやるんだ!おれがみんなを引っ張るんだ!と家でダンダン音を立てながらダンスを練習し、有志でバンドをやるんだ!とベースの練習に励んだ夏休み・・・
そして、その文化祭が終わり、そのあとの体育祭の実行委員も終え、ただいま彼は・・・
腰痛で寝込んでます(´;ω;`)
(じいちゃんか・・・)
多分燃え尽きたんでしょうね。
疲れが腰にきたか??!
目の前のことに一生懸命なことも大事かなと、何も言わずに見守ってました。
勉強してる気配一切みせず、夏休みを終えました。
大学目指して頑張るらしいです。
今からかっ!!!
まぁ見届けましょう。
彼がどんな人生を選択していくのか。
とにかく腰痛がはやくよくなりますように・・・