カナカナのーと

子育て、教育について考えていること。

まだ「体裁」で消耗しているの?

先日高校三年生向けに職業人ガイダンスを開催してきた。総勢16名が各教室に分かれて高校生に働くことについて話してもらった。

そして今回集めた職業人は
「体裁ではなく、本音で話すこと。」をしてくれる方を集めた。
教育現場に持ち込むのに、こんな話をしてはいけないだろうとかをなるべく意識せず、かっこつけずありのままの自分を話してもらった。
その結果、生徒も社会人も満足度はかなり高くいい会が催せた。
 
活躍する社会人の実績に裏付けされた言葉は、高校生にかなり響いた。
「はたらきて〜」「大人ってキラキラしてカッコいい!」そんなアンケート結果ももらえた。
 
何が成功の要因か。
 
先生が全面的にこちらに任せてくださったこと。
大人が見ていると話しづらいだろうからと先生はほぼおらず、社会人と高校生が本音でトークする時間を下さった。
 
先生は絶対言わない「稼ぐこと」を聞けた生徒はそのあともその社会人をツイッターでフォローしたりしてご縁をつなぐことが出来た。
 
今本当に必要なことは、こうやって若者と大人が本音で語り合える。
大人のプライドなんて全部投げ捨てて、
若者と同じ目線で語り合う。
 
こんな場はほとんどない。
 
うるさいPTAや頭の硬い先生がいる学校では絶対できない、そんな会が催せたことは貴重だと思う。
 
ありきたりな、予定調和な話はもううんざり。
ちゃんとホントの本音で語る大人と若者のマッチングがしたい。
 
そして、それを許す教育現場を一つでも多く見つけたい。
 
「体裁」で若者に話すことをやめませんか?本当に必要なことは、いいことも悪いこともちゃんと大人が伝えていく。
そんな土壌を作りたい。

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