カナカナのーと

子育て、教育について考えていること。

オープンキャンバス事情

夏はどこの大学もオープンキャンバスを実施している。うちの長男も昨日一昨日と参加してきた。高校生が参加するオープンキャンバスだが、昨今親子で参加することが「普通」になってきているとのこと。

「お金を出すのは親だから」
「子供だけでは見どころがわからないだろうから、チェックは親が。」
色々な理由はあるだろうけれど、親がついていくマイナス点が三点ある。
一つ目はとにかくたくさんの高校生が参加する人気大学は親は遠慮したほうがいい。
駅前ならまだしも、バスを乗り継いでいく大学では路線バスに長蛇の列!
半分は親が占める。乗り切れないので何台も見送らないといけない高校生が出てくること。
二つ目は、親主導で行くオープンキャンバスの場合、子供が行き方さえも覚えられない場合がある。ドライバーズ効果という、助手席の人が道を覚えない。あの現象が起こりうること。
三つ目は子供の真剣度が下がること。
どうしても親が一緒だと、子供は話を聞く時も「親が聞いているから」と安心してしまう。一人で行く事で「はじめてのおつかい」のようなあの真剣さを持つことができる。自分が四年間通う。そのイメージをつけるためのオープンキャンバスに主体性なく参加してしまうのはとても勿体無いと感じる。
就活成功組の学生の親とのオープンキャンバス参加率を調べたデータがあれば、面白い結果が出るのではないかとも思う。
どれだけ子供に任せられるか。
親も試されていことに気づくべきだと思う。

それでも、どうしても行きたいのなら、こういうべきだ。
「お母さん、もう一度あのキャンバスの雰囲気が味わいたいねん!だから一緒に連れて行って!」

自分の欲求と子供の教育を切り離すことは大切ですね。
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